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[C64] No title

面白い本を読んでいる時の感じで、今日も楽しく読ませて戴きました。もっと続きを読みたかったです。が、次回の楽しみに取っておきます。
晶子さんは作家にも向いているのかも知れませんね。
今しか出来ないと思って、もっともっと青春を謳歌して下さいね! 
  • 2010-02-07 23:06
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[C65] No title

ベンジャマン、D氏も大好きだよ。
私も彼自身で彼の曲を指揮した事あるけどうまかった!
あとピアノも。なんていうかピアノが上手いっていうか、楽器のことを良く知ってるから、うまく使えてるって感じなの。
私も職人的演奏家でいたいなあ。(時計でなくていいから)
  • 2010-02-08 16:39
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エリザベス・ハイネンとパーク・スティックニー、ロンドンシンフォニエッタ

今学期も半ばにさしかかり、そろそろあっぷあっぷしてきました。
どうかんがえても忙しすぎるよハープ科。

私は、ストレスを感じると料理がとまらなくなる病が発症します。
帰宅も遅いのに、どうしても何かを作りたくなり、しかもそれがあまり次の日のお弁当に出来るような物ではなく
そのうえ一品作っただけではどうしても止まらなくて、大概午前2時ごろまでかかるのに
どーでもよくて、しかも人様にご馳走できそうもないような代物がこまごまと完成します。

そんな時間あったら睡眠とれよ、と自分につっこみつつ。
もっぱらローヤルゼリーで身体を稼働させている近頃。


ま、所詮お気楽な学生生活です。
寝不足も青春のうち。へへん。 (青春はそう思っている人には訪れるもの。幾つであっても!)





今日はちょっと興味深い一日だったので、ちょっとご紹介。


まずは朝10時。一日はテクニックのクラスから始まりました。

テクニッククラスは、すべてのスケール、和音、グリッサンドをハープを使って瞬時に弾けるようになるように訓練する授業。
冬学期の必修科目です。

スケール、和音、などピアノでいうとハノンと似たような雰囲気。
一見簡単そうなのですが、
ハープは鍵盤のようにすべての音(鍵盤)が目の前にざらっと並んでいる訳ではなく、さらにペダルの操作が絡むだけで、
信じられないほど複雑になってしまいます。



私も、実は、なめていました。
楽典やソルフェージュは物心つく前からやってきた事だし、それをただハープに置き換えれば良いんでしょ、と。


これが、すっごくややこしい。
クラスでは、言葉の問題もあって、私はいつも流れを止めてしまうことに・・・。
日本の音楽教育は音階はドイツ語、音名はイタリア語で習うので、もうすっかり染み付いてしまっていて、
これが余計混乱のものに。
そしてなぜか私はハープを弾いているときだけフランス語の単語が真っ先に出てきてしまいます。

たとえば
ドイツ語のミ E(エー)と英語のラ A(エー)、
フランス語のsi (スィ)は 英語のC(シー)は発音が混同しやすいし
ドイツ語では Hはシ、Bがシのフラット、でも英語ではB がシでBフラットがシのフラット
ついでに、フランス語でフラットのことをbemol (ベモル)というのがドイツ語のB-moll(ロ単調)に思えて
混乱しまくっていた時期があるのですが、
もう一回混乱すると頭の回線が一斉にパニックになって、しまいにはショートしてしまいます。
やれやれ。
アミノ酸とらなきゃ。


唯一の救いは
メロディックマイナーは旋律的短音階、ハーモニックマイナーは和声的短音階でほぼ同じことでしょうか。
アメリカではこれが逆?なのだとか。アメリカの生徒たちが混乱しながら説明してくれたけど、
アメリカのシステムを理解しちゃったらこっちが余計混乱しようなので、聞き流してしまいました。


言葉の問題はまあ慣れるだろうから良いとしても。
たとえば、ホールトーン、ディミニッシュセブン、メジャーセブン、シックスナインコードの各グリッサンドを
与えられたどの音からでも、3秒以内に作れるハーピストは日本に何人くらいいるのでしょうか。


言うまでもなくペダルパターンが複雑なので、幾何学模様のようなパターンを記憶しつつ
なぜそうなるのか理解しつつ覚えるためのヒントを考えていると、脳から火が出そうになります。
目からうろこ、耳からうろこ?の連続です。
いまだに、私はペダルと格闘しつつ、みにくいアヒルの子状態。
白鳥のようにスマートに泳げなくて、水面下で必死に水を掻いているどころかひっくり返って水面から水かきが見えちゃってる。そんなかんじ。

アメリカからの留学生は四苦八苦しつつも「大丈夫、私はまだ成長中だから!」と。
さすが、アメリカンマインド。明るく行かなくっちゃ!






午後からは、日曜日にあるコンサートに向けて現代曲のリハーサル。
これはアカデミーの授業の一環にside by side coachingというのがあって、
ロンドンシンフォニエッタやLSO(ロンドン交響楽団)のメンバーに混ざって
実際にリハーサル、コンサート出演を通じて、勉強できるというすばらしいシステム。
コンサートはもちろん有料の一般のコンサート。バービカンホールのコンサートセリーズのなかに含まれています。
そんなわけでもうすぐゲルギエフが、アカデミーに来ちゃいます!!!
(でもこの回にはハープはないの。LSOはハープ奏者2人いるからエキストラいらない・・・)


今回私が参加させて頂くのは、ロンドンシンフォニエッタ。
そこのハープ奏者はアカデミーの現代音楽のハープの先生、ヘレン。
日本でいえば、東京シンフォニエッタに混ざって、木村茉莉先生の隣で弾かせて頂ける、みたいな感じ。
どのくらい心強い事か、お察し頂けるでしょう。

現代音楽のプロ中のプロ集団に混ざって、作曲者自身が指揮をする一般のコンサートに出演する・・・
本音を言うと、恐ろしすぎる。。。


でも始まってみたら、こんなに楽しい現代音楽のリハーサルは初めてでした。
ヘレンは全く神経質なところがなく、そしてたまに、おおらかにそしてまったく嫌みなくアドバイスをくれるし
団員さんたちもリラックスした雰囲気。


そして、作曲者、ジョージ・ベンジャミンは驚くべき耳の持ち主でした。
かなり入り組んだ作りの作品なのです。しかもかなり大きな編成。
なのに、どんな小さな一音も聞き逃さない。
しかも、ハープの知識も半端ではない。しかも知っているだけに、厳しい。
ヘレンに、そのパッセージ、下のDは消音せずに、そのGはよくならして上のDだけセッコで。と的確な指示を送っていたけれど、そのパッセージといったら!
みんな複雑な付点やら16分音符やら持っていてホルンやら、コンバスやら似たような音域で入り組んでいるのに
ハープの、しかもファーストの音をきき分けて、しかもどの音が問題かを一瞬のうちに聞き分けるなんて・・・
ああ・・・うまく説明できなくて残念です。


ラヴェルが20世紀の時計職人的作曲家なら間違いなく21世紀の時計職人的作曲家はジョージ・ベンジャミンではなかろうか?

練習も、たとえばブラスの16分音符が的確にあうまで何度でも繰り返すので
さすがのシンフォニエッタメンバーも(あくまで笑顔をたたえ、和やかな雰囲気のまま)ちょっぴり辟易。
だって、スネアドラムのブラシで(ジャズでよく使うあれです)
テンポ160、8分の3拍子と8分の5拍子が絶え間なく入れ替わるパッセージで
付点音符のリズムをきちんと出す(しかも2個目の音は1個目のおとより弱く、適度にバランス良く)
みたいな・・・
ああ・・・うまく説明できない。。。。
ま、ひとことで言えば、不可能。



ところがどっこい、できちゃう。この集団、すごすぎ。


しかも、ジョージさん、指揮、巧過ぎ。
この耳とこの指揮法をもってすれば指揮者としてもかなり成功したはず。

そして、ちょっと学んだ事。
今までのところ、私の経験したイギリスの音楽教育では
オーケストラで、失敗してしまったとき、ずれてしまったとき、
叱っているのを見た事がないのです。
日本ではさんざん怒鳴られてきたので、音がずれてしまっただけで、ものすごく自己嫌悪に陥るのですが、
たとえば、このロンドンシンフォニエッタ、ずれても、落ちても、
まったく非難やら自己嫌悪やら、誰も感じているように見えません。
日本だったら笑ったら、へらへらしている!と怒られそうだけど
みんな穏やかに笑いながら、普通に話をしている。

作曲家も、とりかたによっては作品に対するいちゃもんにもとれそうな団員の発言や意見も
屈託のないとびきりのスマイルのまま、
「うん、それはだめ
みたいな感じ。


確かにその方が穏やかに、さっさとリハーサルがすむし、
失敗しても自己嫌悪にかられて、自分にプレッシャーをかけすぎてつらくなりながら演奏するよりも
うまくいくに決まってる!

ま、
サー・コリン・デイビスに「おい!そこの日本人!ちゃんと弾け!」と注意された友達もいるので
人によりけりなんでしょうがね。
ちなみにその友達は、
あの名指揮者に、最後尾に座っていたのに注意を払ってもらえた!
そのうえ、日本人だって的確に言い当てた!ということに感動していましたが www

なにはともあれ、音楽学生にとって、ここはハリウッドのど真ん中みたいな環境です。





そしてこのあとは
誰が呼んだかアメリカハープ界のキングオブジャズ、
パーク・スティックニーのジャズハープのレッスン。
コードは読めるけど、これでいったい何をどうしたらいいの?状態。。。


そして夜はフィラデルフィア交響楽団のハープ奏者、エリザベス・ハイネンとアメリカのオーケストラオーディション事情について、また彼女の教えているエリート養成学校カーティス音楽院についてのトーク&お茶会。


もう頭が・・・。






こんな長文書いてる暇あったらお風呂はいって寝ろよ、って独りつっこみ。
今日のところは寝ます。



つづく。








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  • 2010-02-07 23:06
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ベンジャマン、D氏も大好きだよ。
私も彼自身で彼の曲を指揮した事あるけどうまかった!
あとピアノも。なんていうかピアノが上手いっていうか、楽器のことを良く知ってるから、うまく使えてるって感じなの。
私も職人的演奏家でいたいなあ。(時計でなくていいから)
  • 2010-02-08 16:39
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aco

Author:aco
ハープ弾き いわき晶子
現在ロンドンで修行→帰国
オーケストラで演奏するのが大好き。
最近は歌+ハープのプログラム開拓に、はまっています。
http://acohp.web.fc2.com/
http://www.facebook.com/iwakiakiko
http://www.youtube.com/user/acoharpe
https://twitter.com/acohp

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